京都大学 原田研究室

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京都大学原田研究室が無線周波数資源を有効に活用する
第5世代移動通信システム用通信方式UTW-OFDMを開発

京都大学大学院情報学研究科の水谷圭一助教、原田博司教授らの研究グループは、2020年以降に導入が検討されている第5世代移動通信システム (5G) で利用可能な超高密度周波数配置が可能な通信方式UTW-OFDM方式の開発に成功しました。このシステムは計算量の少ない時間軸窓処理を用いて帯域外不要輻射を抑圧することにより、現在第4世代移動通信システムLTE等で採用されているCP-OFDM方式と比べ、同じチャネル幅で伝送した場合、チャネル外不要電波を約30 dB (1000分の1) 以上削減することが可能です。本方式により移動通信に適した周波数(6GHz以下)において今まで以上に高密度に周波数を利用可能となり、5Gが目指す超多数の端末の同時接続、チャネルあたりの通信速度の向上が期待できます。

背 景

今回の成果

図1

今後の展望


[本件に関する問い合わせ先]
京都大学 大学院情報学研究科 通信情報システム専攻 ディジタル通信分野
水谷 圭一、原田 博司
Tel: 075-753-5317, Fax: 075-753-4982
E-mail: contact @ dco.cce.i.kyoto-u.ac.jp



解 説

CP-OFDM方式

図2

提案UTW-OFDM方式

図3



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