月別アーカイブ: 2017年10月

【報道発表】国際無線通信規格Wi-SUN FANを搭載した小型IoT用ゲートウェイによるBluetooth搭載各種機器からの移動対応、広範囲情報収集システムの開発に成功

内閣府 総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の原田博司プログラム・マネージャー(PM)の研究開発プログラムの一環として、京都大学 大学院情報学研究科 原田博司教授の研究グループ、ローム株式会社  内貴崇の研究グループは、”モノ”のインターネット(Internet of Things、以下IoTとする)用国際無線通信規格Wi-SUN FAN及びBluetooth搭載IoTゲートウェイを用いて、Bluetooth搭載ウェアラブル機器および医療機器等の各種機器からの情報を、利用者が移動しても広範囲に情報収集することができる通信システムを開発しました。

現状、Bluetooth搭載各種機器は基本的に接続認証(ペアリング)が許可された一つのIoT機器にのみ接続できます。利用者が移動した場合は、別途移動先のIoT機器に再接続認証する必要性があり、データを収集するうえで再接続の時間が問題になっていました。今回開発した装置は、データをクラウドに上げる基地局用IoTゲートウェイと、複数のデータ中継用IoTゲートウェイから構成されます。各IoTゲートウェイはWi-SUN FANおよびBluetoothの通信機能を有します。Bluetooth搭載機器は、まずいずれか一つのIoTゲートウェイに接続し、接続時に認証に必要な情報が、Wi-SUN FANを通してすべての中継用IoTゲートウェイに共有されます。その結果、利用者が移動した場合でもBluetoothの再接続することなく情報をクラウドまで伝送することが可能になります。

この通信システムを用いて、Bluetooth搭載ウェアラブル機器およびBluetooth搭載マルチセンサー携帯型自動血圧計を接続し、環境・生体信号を同時にクラウド上に整備された超ビッグデータを創出基盤上に伝送することを確認しました。

詳しくは下記のページをご覧ください。

[国際無線通信規格Wi-SUN FANを搭載した小型IoT用ゲートウェイによるBluetooth搭載各種機器からの移動対応、広範囲情報収集システムの開発に成功]

[国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 広報web]

【報道発表】IoTデータ収集・制御用広域系Wi-RANシステムによる70 km超無線多段中継伝送を用いた多地点広域データ伝送試験に成功

内閣府 総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の原田 博司プログラム・マネージャーの研究開発プログラムの一環として、京都大学大学院情報学研究科(以下「京都大学」)原田 博司教授および株式会社日立国際電気(以下「日立国際電気」、代表執行役 執行役社長 : 佐久間 嘉一郎)の加藤 数衞の研究グループは、このたび“モノ”のインターネット(Internet of Things: IoT)データ収集・制御用広域系Wi-RANシステム用無線機(以下、本装置)による無線多段中継伝送を用い、3段・分岐有という構成で総中継距離75.0 km、単区間最大距離27.8 kmでの5拠点同時中継データ伝送試験に成功しました。

さらに、上記Wi-RAN同時中継回線を用いて、Wi-SUN無線機を用いた無線ネットワークにより血圧・脈拍等の生体計測データを取得する医療データ収集システムと、災害時における被災現場の情報収集としての防災・減災危機管理システムとの異システム同時運用試験に成功しました。

現在まで1台の無線機で実現する中継段数無制限のスケーラブルな多段中継機能の開発を行ってきました。しかし実フィールド環境では、単区間最大距離が6km程度で1段の中継を行う2地点同時映像伝送の基礎実験の実証にとどまり、多段中継の機能についての十分な実証は行われておらず、また、IoT用の実システムへの応用についても行われていませんでした。

今回、より長距離の多段中継回線を容易に構築するために、無線機の電源投入のみで、自動的に通信可能な無線機をセンシングし接続していくことにより、順次中継エリアを拡大していく、詳細設定不要な自動多段中継ネットワーク構築機能を開発しました。さらに実際に想定されるアプリケーションで十分に利用できることを確認しました。

今回の試験結果を受け、実システムにおけるWi-RANマルチホップを利用したIoTシステムの普及促進が期待されます。

詳しくは下記のページをご覧ください。

[IoTデータ収集・制御用広域系Wi-RANシステムによる70 km超無線多段中継伝送を用いた多地点広域データ伝送試験に成功]

[京都大学 広報web]

[国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 広報web]

なお、本試験は、比叡山自動車道株式会社様、琵琶湖湖岸緑地管理事務所様、びわ湖バレイ株式会社様のご協力のもと京都府および滋賀県において実施しました。

国際会議 WPMC 2017に論文が採択

【原田教授,水谷助教,M2栗木,M2児玉,M1ジュンジャラーンウォン,M1吉戸】2017年12月17日-20日にインドネシア・ジョグジャカルタにて開催予定の国際学会 WPMC 2017 (The 20th International Symposium on Wireless Personal Multimedia Communications)に,原田教授,水谷助教(2篇),修士課程2年栗木君,修士課程2年児玉君,修士課程1年ジュンジャラーンウォン君,修士課程1年吉戸君の論文,合計7篇がそれぞれ採択されました。

・Keiichi Mizutani, Takeshi Matsumura and Hiroshi Harada, “A Comprehensive Study of Universal Time-domain Windowed OFDM-based LTE Downlink System,” WPMC 2017, Yogyakarta, Indonesia.(2017年12月発表予定)

・Keiichi Mizutani, Hiroto Kuriki, Yosuke Kodama, Takeshi Matsumura and Hiroshi Harada, “Performance Evaluation of TD-LTE in VHF-band for Large Coverage Public Broadband Communications System,” WPMC 2017, Yogyakarta, Indonesia.(2017年12月発表予定)

・Kiminobu Makino, Keiichi Mizutani, Takeshi Matsumura and Hiroshi Harada, “A Transceiver Design of VHF Band Standardized Broadband Mobile Communications Systems,” WPMC 2017, Yogyakarta, Indonesia.(2017年12月発表予定)

・Hiroto Kuriki, Keiichi Mizutani, Takeshi Matsumura and Hiroshi Harada, “Time-domain Channel Equalization for Subcarrier Spacing Compressed FDM with SC-MMSE Turbo Equalization Receiver,” WPMC 2017, Yogyakarta, Indonesia.(2017年12月発表予定)

・Yosuke Kodama, Keiichi Mizutani, Takeshi Matsumura and Hiroshi Harada, “LTE Uplink System Based on Universal Time-domain Windowed DFTs-OFDM,” WPMC 2017, Yogyakarta, Indonesia.(2017年12月発表予定)

・Thidarut Junjalearmvong, Takuya Habara, Ryota Okumura, Keiichi Mizutani, and Hiroshi Harada, “A Dynamic Routing Protocol Supporting Mobile Nodes in Wi-SUN FAN Systems,” WPMC 2017, Yogyakarta, Indonesia.(2017年12月発表予定)

・Akihito Yoshito, Yosuke Kodama, Hiroto Kuriki, Keiichi Mizutani, Takeshi Matsumura and Hiroshi Harada, “A UTW-OFDM Without Symbol Overlapping Process for Small Cell Networks,” WPMC 2017, Yogyakarta, Indonesia.(2017年12月発表予定)

【報道発表】パブリッククラウド上に超ビッグデータを創出する共通基盤の構築に成功

内閣府 総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の原田博司プログラム・マネージャー(PM)の研究開発プログラムの一環として、京都大学 大学院情報学研究科 原田博司教授の研究グループは、医療、ものづくりの環境で取得されたIoT(Internet of Things:“モノ”のインターネット)機器で取得されたセンサー、メーター、モニター情報を安全、かつ確実に収集するための超ビッグデータ創出基盤をパブリッククラウド(Amazon Web Service:AWS)上に構築しました。

今回開発した超ビッグデータ創出基盤は、各種IoT機器によって医療、ものづくりの環境で取得された環境用、制御用センサー、メーター、モニター情報を安全、かつ確実に収集するために、各種IoT機器に対して、接続するための共通インターフェースを定義し、機器登録を行い、電子証明書を自動発行する機能を搭載しています。また、参照のみの参照系、IoT機器の制御も可能な制御系データを個々に蓄積する機能及び、簡易なデータ処理を行う機能を搭載しています。加えて、蓄積されたビッグデータを各種ビッグデータ処理エンジン、アプリケーションサーバから簡単にアクセスすることができる共通インターフェースを搭載しています。

今回開発した超ビッグデータ創出基盤に市販のWi-SUN搭載小型IoT用ゲートウェイおよびWi-SUN搭載センサー機器等を接続させ、温湿度、使用電力等のデータが安全、確実に収集し、その収集データを可視化アプリケーションに伝送することにより、データの可視化を行うことができることを実証しました。

詳しくは下記のページをご覧ください。

[パブリッククラウド上に超ビッグデータを創出する共通基盤の構築に成功]

[国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 広報web]

国際会議IEEE pimrc’17にて研究成果を発表

【水谷助教,M1水谷(侑)】2017年10月8日-13日にカナダ・ケベック州・モントリオールにて開催された国際学会 IEEE pimrc’17 (2017 IEEE 28th Annual International Symposium on Personal, Indoor and Mobile Radio Communications)において,水谷助教,および修士課程1年水谷侑二君が研究成果を発表しました。

・Keiichi Mizutani, Akihito Yoshito, Hiroto Kuriki, Takeshi Matsumura, and Hiroshi Harada, “Experimental Evaluation of Universal Time-domain Windowed OFDM-based LTE Downlink System by Real-time Wave-shaping,” IEEE pimrc’17, Montreal, QC, Canada, Oct. 2017.

・Yuji Mizutani, Hiroto Kuriki, Yosuke Kodama, Keiichi Mizutani, Takeshi Matsumura, and Hiroshi Harada, “Enhanced Universal Filtered-DFTs-OFDM for Long-delay Multi-path Environment,” IEEE pimrc’17, Montreal, QC, Canada, Oct. 2017.

研究室BBQ & 後期キックオフ会

10月1日に京都市西京区の上桂(桂川河原)において毎年恒例の研究室BBQが開催されました。

また10月4日には修士中間発表が開催され、その日の夜に三条において研究室の後期キックオフ会が開催されました。研究室には新たに修士1年の張 煜城君(10月入学)を迎えました。

桂川での研究室BBQ。暑過ぎず寒過ぎずちょうど良い気候でした。 後期キックオフ会@三条。後期も頑張りましょう!